試合で勝つための考え方①



試合で勝つための私の個人的な考えなのでご参考程度にして頂ければと思います。10年前は年間0勝だった素人同然の私が現在は年間100試合勝利(勝率67%)を超えるようになったので少なからず効果はあると思います。


『意識の無意識付け』


卓球は相手が球を打ってから自分に来るまでの時間が

0.20.4秒。


人が意識してから行動を開始するまでの時間。0.5秒。


意識してからの反応は間に合わない。球がきてから反応する時点で負けている。こうきたらこうしてる。考えるより先に勝手に身体が動いていなければならない。つまり無意識状態の準備。一見難しいようだが実は私たちの行動は意識より先に脳が動いている。現実は0.5秒後の世界である。これは哲学ではなく脳科学のリベットの実験でも実証されている。


そのためには潜在的な無意識の中に意識を刷り込む練習が必須。

普段から意識した刷り込み練習を行い無意識に反応できるように準備しておく。



試合での平均ラリー回数34

10回を越える長いラリーは試合では稀。10回を超えるラリーの得点も2、3球目で取った得点も同じ1点。しかしその得点比重には大きな差がある。得点比重が小さい部分にかける労力や時間的余裕は社会人にはない。よって3球目、4球目までの練習で十分と考えた。5球目以降は3.4球目までの優劣の影響を受ける。その中でも2球目のサーブレシーブを特に重要視した。サーブは1人でいくらでも練習できるが、レシーブは1人で練習できないため多くの経験を積まないと弱点になりやすい。逆に言えばレシーブ力を上げれば全体的な実力が上がる。


安定感のないかっこいい派手な技術や試合で使わない反復技術の練習は時間を無駄に消費してしまう。


『意識して2.3.4球目までの練習に特化』これが時間のない社会人が短期間で上達する手段。練習で意識し、試合で無意識を作りだすこと。できない技術は意識して集中的練習をする。


そして最も効果を出しやすい練習とは極論すれば試合を練習として使うこと。つまり意識した技術を試合で練習として試し、徐々に無意識化させていくということ。失敗を怖れない勇気があれば必ず強くなれる。



では具体的にどのような練習相手と

どのような練習をしたのか?

それは普段のぽけっとの練習会の中でできる簡単なことだった。

次回の文章にその続きを書く予定です。